今年はいろいろと大変な年です。

変わらないと思っていた日常が突然一変し、休日の街に人がいなくなり、平日の道行く人はみなマスクをするのが当たり前となっています。

しかしそれもようやく終わり、徐々に徐々にですが、元のあった日常が戻りつつあります。
閉鎖していたフリースペースが一部解禁されたり、自粛していた公認大会をするカードショップも増えてきました。というわけで私も久々に公認大会に顔を出してみました。
私が握ったのは転スラ、そして初戦の相手も転スラ。どんなデッキなのか興味が沸きつつ対戦してみるとほとんどミラーでびっくり。やっぱり転スラの極致はここなのかなぁと感じる一戦でした。
ちなみにその試合は物凄い泥仕合の末、詰めの引き出しがわずかに多かった私がなんとか勝利をもぎ取りました。まぁ、そのあとは冴えカノに当たりまくって疲弊してしまったのですが……。

というわけで今回はその大会で使用した転スラのリストをご紹介します。

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転スラの強みは、思い出圧縮と潤沢な手札、そして綺麗なストックです。

『“爆炎の支配者”シズ』『“魔王”ラミリス』『抗魔の仮面』といった使いやすい思い出圧縮カードで不要になったシステムキャラを撤去しつつ薄い山を作って集中を連打。ほぼ確実に有効札を手札に引き込みつつ相手のダメージをキャンセルし続けるのが基本戦術です。

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そこに加え、早出し札である『日本での記憶 シズ』と『雪辱を果たすシオン』で回復してLV2を長引かせてジリ貧を狙っていきます。

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切り札は『追撃 ミリム』。

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このミリムは見た目以上に凶悪なテキストをしています。
登場時回復があるので最低限の仕事をしますし、一見すると重いCX連動も最後に攻撃するならストック2枚からスタートできるのですんなりコストが払えてしまいます。

CX連動が決まると少なくとも3点、2点、3点の合計8点のダメージが発生しますので、最後の詰めは勿論のこと、ロングレンジからの突然死というワンチャンスを作ることができるフィニッシャーです。
相手を見る必要がないのでチャンプしても平気で、2回目のアタックはサイドアタックして打点を調整したりと器用に使えます。
複数枚は必要ないのでデッキを圧迫させず対応CXがカムバックアイコンと、このデッキが欲していた全てを持つ素敵なカードです。

【個人的に採用したカード】
このアーキタイプは転スラの中でも有名な方らしいので、私がこだわって採用したカードたちを紹介します。

・『“大森林の管理者”トレイニー』
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純移動。初手以外に必要がないので1枚。
純移動があるタイトルには必ず1枚入れるのがマイスタイルです。引けば嬉しいけど、引かなくても困らないカードの代表格。
貴重な黄色の発生源でもあるので思いのほか便利です。

・『居合の一撃 ハクロウ』
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ラミリスから引っ張り出して早出しLV3のお供をするために採用。チャンプアタックをすれば控えに行くので使いまわしも自由。
移動同様、黄色の発生源としての仕事や、まれに見るパワー500や1000の面倒なキャラを確殺できるので使い勝手がいいです。転スラミラーでは特徴ロードがないので、出せば必ず見た目越えします。
欲しい時にアクセスできればいいので1枚です。

・『“竜魔人”ミリム』
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前にも言いましたが、私はこのカードが大好きです。
CXもストックも使わずに1点、2点、確定1点のダメージを期待でき、転スラの詰めの中でも屈指のパワーを誇るカードだと思います。転スラミラーで勝利をもぎ取れたのはこのカードのおかげです。
最後の詰めにしか使わないので1枚です。

【採用を見送ったカード】
・『戦いの後 リムル』
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オカ研互換。
LV1連動をスムーズにするメリットよりも、ゲームスピードを加速させるデメリットが気になったので不採用。
LV0以外では使いたくないのにLV0で使わないといけないがために、2枚から4枚の採用を強制させられる点も気に入りませんでした。
しかしおまけのバウンステキストは充分強力ですので、環境次第では採用せざるを得ないのかなとも思います。

・『仲間を守る力 リムル』
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移動封じの霞互換。
パワーの低さが気になったので採用を見送りましたが、移動を採用してくる可能性の高い転スラミラーやCharlotteを視野に入れるなら充分採用圏内。これも環境次第ですね。

薄い山札を作ってやりたい放題をする転スラですが、もちろんその弱点は光景です。転スラミラーは勿論のこと、グリザイアやCharlotte、SAOといった光景持ちのタイトルには細心の注意を払いましょう。
また、転スラは打点で勝負をするタイトルではないので、全体のパワーは低めです。無理して相手の早出しにちょっかいをかけずともキャンセル勝負に持ち込めば粘り勝つこともできるので、相手のファッティーに焦らず、確実に圧縮するできるようにプレイすることが大切です。

研究が進み、思い出圧縮という極致に辿り着いたことで握るプレイヤーが増えつつある転スラは、来年1月から9か月連続でアニメ化されるのが確定しているタイトルであり、追加ブースターが来るのはほぼ間違いなし。もともと人気のあるタイトルでしたが、さらに活気付いてくるのではないでしょうか。

ということで今回はここまで。
それでは失礼します。